那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で7月17日、フォトサークル「写遊(さゆう)・うりずん」の写真展が始まった。今回で12回目。「うりずん」は沖縄方言の季語で、冬が終わり大地に潤いが増してくる時期(旧暦2~4月)を指す。
同会のメンバーは現在11人で、教員を退職した65歳以上の人が多いという。毎月1回の定例会や撮影旅行など活動を続ける。
今回、自由作品と「城跡」をテーマにした作品44点を出品。自由作品は、四季を捉えた風景写真をはじめ、花や植物、祭、人物など多彩な作品が並ぶ。
「城跡」をテーマにした作品は、灯籠の明かりに浮かぶ首里城城壁をはじめ、糸数城跡(糸満市)、知念城跡(南城市)、中城城跡(中城村)、今帰仁城跡(今帰仁村)なども。作品はデジタルカメラで撮影したもので、プリントアウトはA3ワイドで統一する。
「沖縄戦で多くの城跡が破壊された。67年を経て一部修復されつつあるが、崩壊した城跡(石垣)を見るにつけ忍びないものがある。メンバーが創意工夫して撮影した、それぞれの城跡を見てもらえたら」と宮城勇光会長。
「メンバーそれぞれの個性と感性で好きなように撮影した作品を通して、メンバー皆が楽しみながら撮影している姿を感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月22日まで。