那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1)で8月7日、「沖縄みずえの会」メンバーによる合同展「沖縄水彩画展」が始まった。今回で3回目。
会員相互の活動を盛んにし、水彩画の普及と資質の向上を目的に2009年に発足した同会。会員は現在16人で、コンクールなどへの出品のほか、個人で展覧会を開くほどの腕前の会員から、趣味として水彩画を楽しむ会員まで幅広いという。
今回、それぞれ自由課題2点に加え、世界遺産「琉球王国のグルクおよび関連遺産群」の課題1点、計48点を出品。首里城の久慶門、城壁などをはじめ、花や植物の静物や、沖縄の家屋、田園、漁港の風景、岬など多彩な作品が並ぶ。
同会長の山田武さんは「これまでフリー課題だったが、展示会に刺激と変化を求めた。会員それぞれの目線で切り取り表現した作品は個性があって見応えがある。水彩画は、描き込んだもの、淡いもの、透明感があるもの、油絵風と表現が多彩。水彩画の魅力を少しでも感じてもらえたら。今後、会員を増やしさらに多彩な作品を皆さんにご覧いただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月12日まで。