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世界初「青いコチョウラン」、沖縄国際洋蘭博覧会で公開へ

世界初公開の青色のコチョウラン

世界初公開の青色のコチョウラン

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 海洋博公園(本部町)で2月2日~11日に開催される「沖縄国際洋蘭博覧会」と共同開催される「第11回アジア太平洋蘭会議・蘭展-沖縄大会(APOC11)」で、世界初となる「青いコチョウラン」が公開される。

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 コチョウランは、世界中の育種家が品種改良を重ね他結果、白・桃・紅・黄・橙・黒といった多様な花色が誕生しているが、長い年月をかけても作り出せなかったのが「青」。従来から行われてきた、花粉をめしべにつけて実った種を採り、まいて育てる方法(交配法)には限界があった。

 今回の青いコチョウランは、千葉大学植物細胞工学研究室の三位正洋教授が、最新の品種改良技術である「遺伝子組み換え法」を用いて10年かけて技術を確立。ツユクサより取り出した青い花を咲かせる遺伝子を導入したコチョウランから青いコチョウランが誕生した。

 同公園植物管理チームの瀬底奈々恵さんは「2月2日の開催に向けて千葉大学から運搬し、公開する。今まで見たことがない花色にコチョウランの新しい可能性を感じることができるはず」と話す。同館広報企画の今野寛子さんは「今回の沖縄国際洋蘭博覧会とアジア太平洋蘭会議・蘭展-沖縄大会で青色のコチョウランが華を添える。ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 公開時間は8時30分~17時30分。公開場所は海洋公園熱帯ドリームセンター展示室。

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