那覇・松山に本格てんぷら店-カウンター席のみで江戸前を提供

樫の木のカウンター席のみで江戸前のてんぷらを提供(写真=店内)

樫の木のカウンター席のみで江戸前のてんぷらを提供(写真=店内)

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 那覇・松山に9月10日、本格江戸前てんぷら店「てんぷら 天川(てんか)」(那覇市松山2、TEL 098-861-3865)がオープンした。

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 「カウンター席で客の食べるペースに合わせて、てんぷらを揚げて熱々を提供する店は珍しいのでは」(同店)という。店舗面積は約13坪。席数は樫の木のカウンター席10席のみ。引き戸タイプのドアや白木を基調にした店内は、江戸前の「粋」や和のイメージを演出。油のにおいを気にする女性に配慮して、てんぷら鍋を覆う特注の空調設備を設置した。

 「全国各地から旬の新鮮な食材を取り寄せいている」(同店)というメニューは、コース料理がメーンで、ランチでは「菫(すみれ)」(3,000円、エビ1種、魚3種、野菜8種、ごはん、香の物、赤だし味噌汁、果物)、ごはん・天丼・天茶の3種類から選べる「藤」(5,000円)を用意。ディナーでは「桜」(5,000円)、「楓」(8,000円)、「椿」(1万円)を提供するほか、「お好み」や「おまかせ」にも対応する。ゴーヤーの輪切りてんぷらや島ウニののり包み揚げなど、沖縄県産食材を使ったてんぷらも提供。

 同店の飯野直人さんは、日本料理店「神田川」(大阪市)で約16年間修行した経験を持つ。2つのてんぷら鍋と2種類の油を用意し食材に合わせ使い分けるほか、沖縄の塩を昆布だしで煮詰め約1カ月間天日干ししたオリジナルの塩(2種)を用意するなど、料理への深いこだわりを見せる。

 飯野さんは「沖縄の人は揚げ物好きが多いが、沖縄のてんぷらは衣が厚くフリッターに近い。衣が薄くサクサクした江戸前のてんぷらのおいしさをぜひ味わってほしい」と話している。客層は30代から~60代で、ランチでは女性客の利用が多いという。

 営業時間は11時30分~14時、17時~22時。日曜定休。

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