白砂糖を使わないスイーツとパンを販売-素材にこだわる2店がコラボ

きび糖や豊見城市産の平飼い玉子、無農薬の伊江島産全粒粉を使うなど、素材にこだわったスイーツやパンが並ぶ

きび糖や豊見城市産の平飼い玉子、無農薬の伊江島産全粒粉を使うなど、素材にこだわったスイーツやパンが並ぶ

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 素材にこだわりスイーツやパンを提供している2つの店舗が11月3日、那覇・首里の創作家庭料理とスイーツ店「茶房あん」(那覇市首里山川町1、TEL 098-884-3226)で、白い砂糖を使わないスイーツとパンのコラボ販売会「con」を行い、自然素材やオーガニックに関心の高い子ども連れの若い主婦層らが訪れた。

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 出店したのは同店の金城みゆきさんと、無農薬・天然酵母パンやスイーツを販売する「cuuma(クーマ)」(具志2、TEL 090-7297-2181)の國吉春江さん。「con」はイタリア語で「一緒に」の意味で、「同じ思いの人と一緒に楽しみたい」との思いを込めたという。

 「茶房あん」の店舗面積は約40坪。民家を一部改装したアットホームな雰囲気の店内のフロア-にテーブルをセッティングしスイーツやパンを陳列、商品ごとに説明プレートを添えた。来店客は、金城さんや國吉さんと会話を楽しみながら商品を購入していた。中には買ったスイーツやパンを店内ですぐに食べる客も。

 金城さんが用意したスイーツは、豊見城市産の平飼い玉子ときび糖を使った「首里プリン」のほか、伊江島産全粒粉の生地アップルパイや林檎のケーキ、豊見城産の平飼の首里プリン、南杏と北杏の実を水からもどして作った「杏仁豆腐 首里こまち」、琉球時代の銘菓「ちんすこう」など。今回、パンを担当した國吉さんは、伊江島産無農薬全粒分を生地にした有機いちじくと有機くるみのパンをはじめ、バターを使わない黒ゴマのスコーン、ベーグル(パンプキン、シナモン、バジルとコーン)を用意した。

 今回のコラボを企画した金城さんは「体に優しいきび糖、黒糖、てんさい糖、はちみつのみを使用したスイーツとパンの味をたくさんの方に知ってほしいと1週間ほど前に思い立ち、素材にこだわりもの作りをしている仲の良い國吉さんに参加をお願いした」と話す。國吉さんは「普段は1人で店をやっているので、他の人と一緒にできるのは情報交換にもなるし楽しい。それぞれの店のお客さんが新しいお店を知るチャンスになればうれしい」。

 金城さんは「告知期間が短く、お客さんが来るかどうか不安と緊張感があったが、お客さんが来てくれてほっとした。今後も機会があればいろいろアイデアを出してやってみたい」と、今後の抱負を語った。

「茶房あん」の営業時間は11時30分~15時、18時~20時(要予約)。日曜・祝日定休(月曜日は予約のみ)。

茶房あん(麦とたまご)cuuma

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