那覇・平和通りに「海想」2号店-「海洋文化」テーマに独自の品ぞろえ

2メートルを超すマッコウクジラの下あごの骨をはじめ、長さ2メートル以上のイッカクの歯などを配置したほか、帆船模型の名手として知られる白石勝彦さんが手がけたサバニ(沖縄の伝統小型木造漁船)やアラスカの猟舟ウミアックなども展示(写真=店内)

2メートルを超すマッコウクジラの下あごの骨をはじめ、長さ2メートル以上のイッカクの歯などを配置したほか、帆船模型の名手として知られる白石勝彦さんが手がけたサバニ(沖縄の伝統小型木造漁船)やアラスカの猟舟ウミアックなども展示(写真=店内)

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 沖縄の海洋文化や海の生物をモチーフにしたオリジナルTシャツやアクセサリーなどを製造販売する「海想」(那覇市泊3)は3月15日、那覇・平和通り店の向かいに「海想オリジナル平和通り2号店」(牧志3、TEL 098-862-9750)をオープンした。那覇では国際通り、泊、平和通りに次ぐ4店舗目で、全体では6店舗目となる。

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 新店舗の面積は約25坪。1800年代の帆船の内部をイメージしたという店内には、2メートルを超すマッコウクジラの下あごの骨をはじめ、長さ2メートル以上のイッカクの歯やクジラの歯やヒゲ、コビレゴンドウの頭骨などを配置したほか、帆船模型の名手として知られる白石勝彦さんが手がけたサバニ(沖縄の伝統小型木造漁船)やアメリカの捕鯨船、ポリネシア双胴船、アラスカの猟舟ウミアックなども展示する。ショップの奥には工房も設けた。「照明を落とし、ほっとできるような空間作りを目指し、シンプルで上質感あふれるインテリアにした」(同店)という。

 扱う商品は、オリジナルデザインのTシャツなどをはじめ、サメやクジラの歯や骨のチョーカーやストラップ、ピアスなどのアクセサリー、クジラ歯工芸品など。そのほか、「全国で初めて」(同店)という帆布に写真やイラストを印刷した「帆布アート」、ポケット地球儀、ロープ結びキット、ボトルシップキットなどをそろえる。

 同社企画担当の森洋治さんは「店舗ごとにコンセプトを変えている。平和通り2号店は、狩猟や航海の技術など、人間が知恵を絞りこれまで築き上げてきた『海の文化』がコンセプト。そのためオリジナルにこだわらず『上質な商品』をセレクトした」と話す。同社でデザインを担当する細川太郎さんは「今回、初めて店内に工房を設けたのは、新しい試みとしてオーダーメードなどへの対応を踏まえたもの。商品開発についてはこれからだが、いろいろ挑戦したい」と話している。

 同社では、2000年から行われているサバニ帆漕レース(座間味~那覇間)に毎年出場し、そこで得られた経験を元にデザインや商品作りに生かしているほか、ジュゴン保護活動にも積極的に取り組んでいる。

営業時間は9時~21時。

海想オリジナル

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