女性2人がカフェ出店で夢実現-野菜中心のカフェ飯とスイーツ提供

カフェを担当する井伊さんと、スイーツを手がける照屋さんの夢が詰まった店内

カフェを担当する井伊さんと、スイーツを手がける照屋さんの夢が詰まった店内

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 沖縄都市モノレール「ゆいレール」首里駅近くに6月10日、野菜パスタやスープ、手作りスイーツをメーンにしたカフェ「ちゃちゃ福寿」(那覇市鳥堀町1、TEL 090-8602-6388)がオープンした。

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 店舗面積は約10平方メートル、席数は8席。オフホワイトと茶を基調にした店内には、エントランスにケーキのディスプレーケースを置き、約3メートルのカウンター席とテーブル席も設けたほか、自由に本を楽しんでほしいと本棚も備えた。約2カ月かけて内装、テーブルなどをオーナー自身が手作りしたという。

 同店は、井伊智美さんと照屋順子さんの共同経営。カフェを出したいと高校生のころから思っていた井伊さんと、ケーキ店を持つのが夢だった照屋さんの夢が合致して出店が実現した。

 カフェメニューは井伊さんが担当。野菜中心のパスタやスープがメーンで、タマネギと長ネギのねぎネギパスタのパスタセット、さまざまなイモが入ったトロトロほっくりスープのスープセット(共に1,250円)などを提供する。そのほか、たまごタマゴ(500円)、ポテピザ(500円)、トースト(400円)を用意。井伊さんは「肉、魚を使わず野菜中心の体や心に優しい料理を提供したい。手間暇がかかるが、パスタセット、スープセットをメーンにやっていきたい」と話す。

 スイーツメニューは照屋さんが手がける。すべて手作りで3日に1度は新しいメニューを提供するというケーキセット(750円)、3種のスイーツが楽しめるケース盛々セット(1,000円)などを用意した。

 ドリンクメニューは、浅煎(い)りコーヒーや深煎りコーヒーのほか、紅茶(共に450円)、コーヒー牛乳、ミルクセーキ、ココアアイス、すぐのみチャイ、ゴーヤージュース(500円)なども用意する。「浅煎りコーヒーは熊本ではよくあるが、沖縄では多分ここだけでは。豆が倍の量が必要になるが、あっさりとしていて冷めてくると甘味を感じるので飲み比べしてほしい」と井伊さん。

 出店のきっかけについて、井伊さんは「この店は以前『みぃーむーん食堂』があったところで、照屋さんと2人で初めて来て以来、スペース的にも雰囲気も良く、こんな感じの喫茶店を持ちたいと話していた」としたうえで、「みぃーむーん食堂が南部に移転するとあって、オーナーに『この店をやらないか』と声をかけてもらいすぐに出店を決めた」と話す。

 「新しいスイーツを考えるのは大変だが、今後は健康を考えたスイーツも作っていきたい」(照屋さん)、「ずっと長く店が存続できるよう頑張っていきたい」(井伊さん)と、それぞれに意欲をみせる。

営業時間は10時~20時。

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