「1杯350円」にこだわり-那覇・鏡原町にラーメン店、三重から移住し開業

「1杯350円」で採算が取れるのは人口密度の高い地域ということで那覇への出店を決めたいという(写真=店内)

「1杯350円」で採算が取れるのは人口密度の高い地域ということで那覇への出店を決めたいという(写真=店内)

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 那覇・小禄ボウリングセンター裏に5月10日、自家製麺のラーメン店「いせや」(那覇市鏡原町、TEL 098-857-7833)がオープンした。

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 店舗面積は約14坪で、席数は14席。白と茶を基調にした店内は、製麺機が置かれた厨房と凸型のカウンター席が左右に広がる。

 メニューはラーメンのみ。店主の山本正己さんは「スープは背脂を浮かせたしょう油味だがあっさりしている。麺は自家製の中太麺」というラーメン(350円)、チャーシューメン(450円)、つけメン(450円)の3種で、めん大盛り(100円)にも対応する。

 33年間のビジネスマン生活から一転、飲食店経営に初めて取り組む三重県出身の山本さんは「開業に当たって何よりこだわったのは値段。家族4人で食べて2,000円以下になるよう『1杯350円』に決めていた。自家製麺にしたのもコストを考えてのこと」と話す。

 那覇への出店について、山本さんは「とにかく1杯350円と決めていた。この値段で採算が取れるのは人口密度の高い地域に出店すること。調べたら那覇はかなり人口密度が高いと分かった」としたうえで、「店舗の賃貸料などを考えたらどこでやるのも同じと思い、昨年12月那覇に移住し、5月に出店にこぎ着けた」。

 ラーメン作りは独学という山本さんは「他店での修行も考えたが、余計な情報を入れずに、素人の怖いもの知らずで、すべて一から挑戦してみたかった」という。「開業して1カ月、働く人や学生などのリピーター、土日の家族連れも増えてきた。お客さんに育ててもらいながら、1杯350円を続けていけるよう頑張っていきたい」とも。

営業時間は、11時30分~15時、17時30時~21時30分。

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