ひろ編集工房（那覇市繁多川5、TEL 098-853-4954）は8月5日、泡盛業界などを対象にした業界紙「沖縄酒類飲料新聞」の第1号を発行した。

　同紙は、県内泡盛酒造メーカー、販売、消費3者の情報交換の場として、酒類文化の底辺の拡大、泡盛の消費拡大を促進し、産業の発展に寄与することを目的に発行する。内容は、泡盛業界の情報や話題をメーンに、国や県の酒類業界に関する政策や課税移出状況などの紹介をはじめ、東京農業大学教授・小泉武夫さんのコラム（転載記事）、シリーズ読み物、泡盛川柳、泡盛新製品情報など。

　同紙を手がけるのは、長年、雑誌編集などに携わってきた宮城宏光さん。同紙の発行について「休刊していたある業界新聞の手伝いを依頼されたが諸事情により断念。そこで、泡盛好きだったこともあり、個人で沖縄の泡盛に関する新聞を発行することを決めた」（宮城さん）という。

　宮城さんは「業界のミニコミ紙として泡盛愛飲者に親しまれるよう紙面の編集を心がけている」とし、「社会の潤滑油として機能している酒類の役割を大切に考えながら、酒類文化の向上に貢献できれば」と話す。さらに「記事のアイデアもいろいろあり、紙面をさらに充実させ、ページも増やしていく予定。3号からはカラー化も考えている」と、宮城さんは意欲をみせる。

　同紙は、タブロイドサイズ、モノクロ4ページ。季刊（春夏秋冬、年4回発行）。発行部数は5,000部。現在は無償で提供している。