「沖縄少年会館」が限定復活-懐かしのテレビ番組上映や探検イベントも

世良利和さん著「沖縄劇映画大全」(ボーダーインク社、A5判300ページ、2,100円)の発刊を記念して行われる講演会や青年講座で制作された作品の上映発表会も開催する

世良利和さん著「沖縄劇映画大全」(ボーダーインク社、A5判300ページ、2,100円)の発刊を記念して行われる講演会や青年講座で制作された作品の上映発表会も開催する

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 那覇市立久茂地図書館(那覇市久茂地3、TEL 098-891-3450)と那覇市久茂地公民館(同、TEL 098-891-3443)は共催で10月3日・4日、同館6階ホールで講演会や映画上映会「シネマヒストリー ~映画に観る沖縄、あの日あの時~」を開催する。

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 同館は1965年に「沖縄少年会館」として建てられ、プラネタリウムや科学展示、宿泊室を備えた当時最新鋭の施設で、6階ホールでは映画上映も行われていた。今回の上映会では、「少年会館」時代に実際に上映された16ミリフィルムを使い、当時使用していたいすも用意する。上映作品は、テレビ放映された「赤影(1967年)」6話、「魔法使いサリー(1966年)」3話、「キャプテンウルトラ(1967年)」1話、「狼少年ケン(1963年)」1話の計11話を予定。

 講演会は、世良利和さん著「沖縄劇映画大全」(ボーダーインク社、A5判300ページ、2,100円)の発刊を記念して行われるもので、世良さんが沖縄映画の歴史や裏話などを古い映像を交え紹介する。そのほか、9月上旬に同館で開講された青年講座「映画の時間」で受講生が製作した「エコ娘」「コハル式恋愛度数」の上映発表会のほか、少年会館時代の名残りがあるポイントを巡る建物ツアー「少年会館探検隊」も開催予定。

 同館の宮平佳樹さんは「上映会の作品は40代~50代の人にはとても懐かしく、小さな子どもたちには新鮮に映ると思う。世良さんの講演会も映画ファンの期待を裏切らないと思うので、ぜひ来館してほしい」と呼びかけている。

 開催時間は、上映発表会=18時~、講演会=19時~(3日のみ)。上映会=3日(14時30分、16時15分)、4日(13時30分、15時15分)。少年会館探検隊=17時~。すべて入場無料。

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