琉球王朝時代の「お水取り」バスツアー、10回目を記念しエイサー演舞なども

首里城近くからバスで辺戸まで移動し、古式ゆかしい「お水取り」儀式が間近で見学できる

首里城近くからバスで辺戸まで移動し、古式ゆかしい「お水取り」儀式が間近で見学できる

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 首里王府お水取り行事実行委員会(TEL 090-3794-6666)は、12月21日に行われる琉球王朝時代の伝統行事「お水取り」を再現する「首里城お水取り行事バスツアー」への参加者を募集している。今回で10回目。

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 「お水取り」は、琉球国王の年始清め儀式「お水撫で(うびーなでぃー)」に使用する水を、琉球開びゃくの聖地として知られる「辺戸大川(へどうっかー)へくみに行く行事で、1998年に120年ぶりに復活した。辺戸大川は、首里城から子の方(ねのほう)にある沖縄本島北部の国頭村辺戸(くにがみそんへど)の安須森(あすむい)のふもとに位置する。

 ツアーでは、首里城近くからバスで辺戸まで移動し、古式ゆかしい「お水取り」儀式が間近で見学できる。現地では、伝統衣装で身を包んだ神女(のろ)、王府役人、先導役人、古様(神の歌)を謡う「おもろ」らに扮(ふん)した人らが古式にのっとりお水取り行事を再現する。まず神女たちが神祭りを行なう建物「神アサギ」への道ジュネー(練り歩き)や祈願が行われ、「辺戸大川」でのお水取りや健康と長寿の祈願した後、シチャラ獄(うがみ)での万国の太平祈願、五穀豊穣、航海安全祈願とへ続き、「祝女殿内(のろどぅんち)」での祖先への感謝祈願などで儀式を締めくくる。そのほか、10回開催を記念して辺戸公民館広場で国頭青年会エイサー、あすもり会の演舞のほか、宜保一也さん&新垣恵さんのライブも開催する。

 同委員会の金城みゆきさんは「今回は10回目の記念イベントとしてエイサーや琉球舞踊などの演舞や、昼食は来年の干支にあやかり野菜たっぷり牛汁を地元の皆さんが用意する。残りわずかなので興味のある人は早めに申し込みを」と参加を呼び掛ける。

 実施時間は7時30分~18時30分。参加費は、1人=3,500円(交通費、昼食代、イベント参加費を含む)。80人限定で定員に達し次第締め切る。申し込みは、同実行委員会(TEL 090-3794-6666)まで。

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