首里の紅型工房、「会社案内」を書店で有料販売-認知アップ目指す

紅型の歴史や技法、製作工程をはじめ、同工房の創業者である故・山岡古都さんの染めに対する取り組みや首里周辺の史跡紹介など多彩な内容で構成

紅型の歴史や技法、製作工程をはじめ、同工房の創業者である故・山岡古都さんの染めに対する取り組みや首里周辺の史跡紹介など多彩な内容で構成

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 那覇・首里高校近くの紅型工房「首里琉染」(那覇市首里山川町1、TEL 098-886-1131)は5月15日より、那覇の書店で同工房の会社案内の小冊子を有料で売り出した。

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 同冊子は、紅型の歴史や技法、製作工程をはじめ、同工房の創業者である故・山岡古都さんの染めに対する取り組みや同工房の成り立ち、同工房が独自開発したサンゴ染めなどを紹介するほか、首里周辺の史跡紹介など多彩な内容で構成する。

 同工房の大城裕美社長は「これまで顧客向けに8ページほどの小冊子を2回配布していたが、まとめたものを作りたいと思ったのがきっかけ。制作している中で皆さんに紹介したいものが増えてきてこうした内容になった」と話す。有料販売については、「ある方に見ていただき『素晴らしい内容なので販売してみては』とアドバイスをいただいた。フリーペーパーだとすぐに捨てられてしまうが、有料にすることで大事にしてもらえると思った。書店にも快く引き受けていただいた」と振り返る。

 「ある書店から『こうしたものを求めていた』、お客様から『琉染を知っているつもりだったが、この冊子でよく理解できた』との言葉をいただくなど反応はとてもいい。これをきっかけに地元の皆さんをはじめ観光客がもっと紅型に関心を持ってもらえたらうれしい」とも。

 仕様はA5サイズ、フルカラー、16ページ。価格は105円。宮脇書店とまりん本店、ジュンク堂書店那覇店、沖縄教販Booksマーケットで販売する。

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