那覇にベーカリーカフェ-転勤14回の夫婦、出会いの場で出店決意

33年間家族のために作り続けたレシピで、健康に配慮し、安心して毎日食べられるパンやケーキなどを提供する

33年間家族のために作り続けたレシピで、健康に配慮し、安心して毎日食べられるパンやケーキなどを提供する

  • 0

  •  

 那覇・首里石嶺町の首里郵便局近くに7月5日、イートインスペースを併設したパン店「ベーカリーカフェKazamidori(カザミドリ)」(那覇市首里石嶺町2、TEL 098-988-0340)がオープンした。

[広告]

 店舗面積は1階・2階を合わせ約10坪。白を基調にした明るい店内は、1階にパン売り場、2階にイートインスペース(6席)と工房を設けた。

 食パンやフランスパン、メロンパン、カレーパン、中華パン、マロンパン、クルミパン、ライ麦パン、スコーンなど約40種の中から毎日約20種を販売する。そのほか、スノーボールやシフォンケーキ、オーストリアの菓子リンツアトルテ、マフィンなどのスイーツも用意。

 店を切り盛りするのは宮内和博さん・紀子さん夫婦。紀子さんがパン作りを、和博さんが接客やレジを担当する。紀子さんは「提供しているパンは、33年間家族のために趣味で作り続けたレシピで、お子さんからお年寄りまで、健康に配慮し安心して毎日食べられるパンを提供している」と話す。

 那覇市首里出身の紀子さんは「この店は、主人とわたしの新たな人生のスタートとなる店。転勤族でこれまでに14回も転勤を繰り返し、最後の勤務地は茨城県だった。2人の出会いので場である那覇に戻り店を構えたいと、昨年11月から沖縄との間を何度も往復し約半年かけて店をオープンした」と振り返る。

 イートインコーナーにこだわったという紀子さん。「これまで転勤先でいろいろな人にお世話になった。おこがましいかも知れないが、今度はわたしたちが何かしら恩返しできればと、地域の人が触れ合える場所を提供したいと考えた。気軽に利用してもらえたら」とも。

 ランチは、パンにシチューなどを詰めたスタッフドバンとキッシュの日替わりワンプレートランチ2種から選べ、それぞれサラダ、フルーツ、デザート、コーヒーが付く。価格は680円。

 営業時間は9時~18時(ランチタイム12時~14時、ティータイム14時~18時)。日曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース