那覇で「クイチャーフェス」プレイベント-沖縄本島で宮古島をアピール

宮古島で毎年開催されている「クイチャーフェスティバル」の様子(写真提供:クイチャーフェスティバル事務局)

宮古島で毎年開催されている「クイチャーフェスティバル」の様子(写真提供:クイチャーフェスティバル事務局)

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 那覇市ぶんかテンブス館(那覇市牧志3、TEL 098-868-7810)で9月23日、「宮古島とクイチャー ~宮古島のアイデンティティとは?~」が行われる。同イベントは、11月に宮古島市で開催される「クイチャーフェスティバル」のプレイベントで、沖縄の各島々や古里の魅力の再認識し、同郷のきずなを深める場を提供する同館の「島と映像」プロジェクトの第3弾。

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 「クイチャー」は、五穀豊穣や雨乞いなどで踊られる宮古島の伝統芸能で、円陣をつくり踊り手の半数ずつが交互に歌を掛け合い、足を踏みならし手を高々と挙げて踊る。現在では沖縄本当のカチャシー同様に新築祝いや結婚式などでも幅広く踊られるという。宮古の方言で声(クイ)、合わす(チャース)と、神の魂を「乞い」願う歌謡という説がある。

 内容は、クイチャーフェスでの特徴的な踊りを映像で紹介するほか、「クイチャーの継承・普及を目指して-現状と課題など-」をテーマにシンポジウムを開く。パネリストには、大城學さん(国立劇場おきなわ調査要請課長)、兼島恵孝さん(沖縄宮古郷友会長)、下地暁さん(同フェス実行委員長、アイランダーアーティスト)、垣花譲二さん(コーディネーター、指笛王国おきなわ国王)を予定。

 シンポジウム後、クイチャーの実演や「3分で踊れるクイチャー教室」「下地暁さんミニライブ」などを行う。ロビーでは、宮古島の特産品の塩や黒糖、泡盛、菓子、クイチャーオリジナルグッズなどを販売する「宮古島ミニ物産展」や「クイチャーフェスティバル写真展」も。

 下地さんは「今回で8回目を迎えるクイチャーフェスティバルだが、宮古島以外でプレイベントを行うのは初めて」とし、「宮古島の伝統芸能であるクイチャーを通してふるさとを感じてもらい、沖縄本島や県外に広く宮古島をPRできれば」と参加を呼びかける。

 開演時間は15時から。料金は、大人=1,000円、小中高生=800円。詳しくは同事務局(TEL 0980-75-5702)まで。

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