沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち4、TEL 098-941-2392)県民ギャラリーで9月15日、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)沖縄地区会員によるグラフィックアート展「JAGDA OKINAWA EXHIBITION 2009 Peaceの可視化」が始まった。開催は今年で3回目。
期間中、「Peace from Okinawa」をテーマに会員13人が各3~4点のポスターや立体作品などを出品し、計50作品を展示する。参加者は、岸本一夫さん、本庄正己さん、知念仁志さん、玉城徳正さん、新屋敷圭さん、ウチマヤスヒコさん、沖田民行さん、吉田コマキさん、西平優子さん、シモジマサキさん、岩谷大樹さん、大西克秀さん、宮里文崇さん。
併せて、「ヒロシマ・アピールズ」の歴代公式ポスター13枚も展示。今年度のポスター制作を手がけたアートディレクター・浅葉克己さんの作品を展示するほか、「アサバ流デザイン流儀」と題し記念講演会も行う。
会員の吉田コマキさんは「『沖縄平和賞』のトロフィーのデザインを手がけたデザイナー・福田茂雄先生が今年の1月に亡くなったが、その追悼の意味も込めた」とし、「難しいテーマではあるが、沖縄だけでなく日本のグラフィックデザイナーに与えられた一つの使命でないかと思い、会員それぞれが考える『平和』の具現化にチャレンジした。何か感じてもらえたら」とも。
開催時間は9時~18時(金曜・土曜は20時まで)。入場無料。23日まで。浅葉さんの講演会は21日14時~16時。入場無料。