那覇・第一牧志公設市場近くに9月8日、豚肉にこだわった飲食店「豚飯屋 豚風(とんぷー)」(那覇市松尾2、TEL 098-862-4035)がオープンした。
店舗面積は約5坪で、席数は14席。店内は白を基調に、壁の一部やテーブル、いすなどの什器をこげ茶色に統一し、テーブル席のほかカウンター席を設ける。店内の塗装などをオーナー自ら行ったという。
メニューは、豚ロース約100グラムを自家製しょうゆダレで味付けした「豚丼」(並400円、大盛り500円)をはじめ、特製ニンニクダレをかけた「豚スタミナ丼」(並450円、大盛り550円)のほか、豚ひき肉のあんかけソースをパスタに絡めた「豚スパ(トマト味、中華味)」、豚ロースを使い野菜がとろけるまで煮込んだ「豚カレー」(共に並350円、大盛り450円)を用意。ごはん少なめ、ごはんなし、持ち帰りなどにも応じる。「沖縄の主要食材の一つである『豚肉』をメーンに、丼やスパなど、『自分が食べるなら』を基本にリーズナブルな価格で提供している」と同店オーナーの井上健志さん。
出店について、井上さんは「以前から沖縄で店を持ちたいと考えていて、脱サラし約1年前に埼玉県から沖縄に移住。飲食店に勤めながらこの物件に出会い、約2カ月の工事期間を経て出店にこぎ着けた」とし、「市場の近くという地域性を考えて、『沖縄の人が好きな豚肉料理を低価格で提供する』ことを店のコンセプトにした」と振り返る。
「ほとんど宣伝は行っていないが、店の工事中に興味を持ってもらったようで、オープンから多くの人に来てもらい、一部売り切れとなるメニューもあった」と井上さん。「今後の展開もいろいろ考えていて、この店は夢の第一歩となる店。地元客を大切ににしながら、牧志公設市場の立地を生かし、沖縄観光リピーターの人たちの要望にも応えられるような店を目指したい」と抱負を語る。
営業時間は11時~21時。月曜定休。