那覇で陶芸家・金憲鎬さん個展-「土味を感じさせる」磁器170点展示

金憲鎬さんの個展は同店では2回目で、磁器土を用いたセピア調の落ち着いた印象の湯飲みやマグカップ、皿、小鉢、急須やポットなどを多数展示する

金憲鎬さんの個展は同店では2回目で、磁器土を用いたセピア調の落ち着いた印象の湯飲みやマグカップ、皿、小鉢、急須やポットなどを多数展示する

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 那覇・壺屋の作家陶器専門店「陶・よかりよ」(那覇市壺屋1、TEL 098-867-6576)で10月26日、陶芸作家・金憲鎬(キム・ホノ)さんの個展「モノが伝えるコト」が始まった。同店での開催は昨年3月に続き、今回で2回目。

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 金さんは、1958(昭和33)年、愛知県瀬戸市生まれ。現代を代表する若手陶芸作家の1人で、独特の造形センスと自由奔放な技法や色使いなど、常に「新しい何か」を表現している。自由でポップな作品は、「使い手の創造力を駆り立てる魅力にあふれ、個性的なのに飽きのこない、見ていて楽しい作品」を発表し続ける。

 今回の展示では、金さんの特徴的なあふれる色彩を抑え、磁器土を用いセピア調の落ち着いた印象の作品ながら、オリジナリティーあふれる造形の湯飲みやマグカップ、皿、小鉢、急須やポット、大皿など約170点を展示販売する。

 同店オーナーの八谷明彦さんは「前回は、はザックリとした『土味』の色鮮やかな陶器作品だったが、今回は趣きのある色合いで、磁器土で作っているのに『土味』を感じさせる作品が上がってきた。前回の作品を見た人は、その違いに驚いている」と話す。

 「金さんは、絶えず新しい試みをトライし、器の足の1本にもこだわり、本当に楽しみながら作品を作っている。どれ一つ同じものはない。ぜひ作品を手に取って裏までじっくり見てもらえたら」とも。

 営業時間は10時~19時。入場無料。個展開催中は無休。11月8日まで。

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