那覇で「夫婦」写真展-週末に撮りためた計106点を展示

艶子さんの展示スペースでは、シラサギなどの野鳥の写真や風景写真、花や植物写真のほか、パンフラワーなどの作品を展示する

艶子さんの展示スペースでは、シラサギなどの野鳥の写真や風景写真、花や植物写真のほか、パンフラワーなどの作品を展示する

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 那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で11月10日より、写真愛好家の添石幸安さん・艶子さん夫婦2人の写真展「夫婦(めおと)展」が始まった。同展は、2年ごとに開催しているもので、今回で2回目。

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 会場は左右に分け、艶子さんの展示スペースでは、今年1月~9月に豊見城市与根の通称「三角池」で撮影したシラサギなどの野鳥の写真や風景写真、花や植物写真のほか、パンフラワーなどの作品を展示。幸安さんのスペースでは、人物ポートレート、野鳥、花、風景、沖縄の伝統行儀などの作品のほか、作品の一部に幸安さんが作った俳句も添える。そのほか、パソコンで画像処理を施した作品も多数展示。「額やマット紙も作品の一部」(幸安さん)と見せ方にこだわりも。作品はすべてデジタルカメラで撮影した新作(一部受賞作品も展示)で、合わせて106点を展示する。

 幸安さんと艶子さん2人は、週末や休日のほとんどを同じ場所で、早朝から夕方まで1日撮影を楽しむ日々を続けている。幸安さんは本を読んだり、音楽を聴いたり、アイデアをメモしながら時々カメラをのぞくというスタイルだが、艶子さんは撮影に没頭するスタイルで、日によっては1日1,000枚~1,500枚も撮影するという。

 艶子さんは「写真を始めて4年ほどだが、シラサギなどの野鳥に魅せられてしまった。飛翔、求愛、補食、水浴び、羽づくろいなど、さまざまな場面を速写モードで連続撮影した。シラサギの優雅な姿を見てもらえたら」と話す。

 別の職業を持ちながらカルチャースクールで講師を務める幸安さんは「『デジタル処理を施した写真は、写真ではない』という意見もあると思うが、ある意味、新分野の芸術と考えている。画像処理のテクニックや画像表現などまだまだ未熟だが、今後試行錯誤しながら自分なりの作品を生み出せたたら」とし、「写真用額が作品の良さを損なうのでは。『写真に合った額』『額に合った写真』の考えから、額も含め作品作りに挑戦しているので、皆さんに見てもらい意見をお聞きしたい。2人で写真生活を続け、2年後の夫婦展も開催したい」とも。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月15日まで。

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