那覇で画家・仲本京子さんが個展-新たに「銅版画」も発表

新作「楽園シリーズ」や墨絵シリーズに加え、今年2月から作品作りに取り組んだ「銅版画」も披露

新作「楽園シリーズ」や墨絵シリーズに加え、今年2月から作品作りに取り組んだ「銅版画」も披露

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 那覇の百貨店「リウボウ」7階の美術サロン(那覇市久茂地1、TEL 098-867-1291)で12月8日、画家・仲本京子さんの個展「~A Simple Life~」が始まった。同サロンでの開催は9回目。

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 アクリル画「楽園」シリーズの新作は、沖縄の伝統行事や祭などをモチーフに月ごとに計12枚描いた「楽園の12月」をはじめ、来年の干支(えと)である・寅と唐子(中国の子ども)が遊ぶ様子を楽しく描いた掛け軸「十二支唐子墨絵・寅」(4点)や「七福神」(2点)が並ぶ。そのほか、今年新たに取り組んだ銅版画「車のある風景」(4点)、「闇の時間」(7点)、エッチングやリトグラフ7点も発表。

 仲本さんは「アクリル画をずっとやってきたが、今年も何か新しいものに挑戦したいと思い、職人的な要素のある銅版画制作に今年の2月から取り組んだ。エッチングとアクアチント(松やに)の技法を使い、大人っぽいユーモアある作品に仕上げた」と新ジャンル挑戦へのきっかけを話す。

 「今年も掛け軸は『掛軸工房 連』(福島県)の村上さんに表装をお願いした。インドシルクに江戸時代の古いシルクが出会うつややか軸に仕上がり、画風をよく引き立ててくれている。『楽園の12月』は、ムーチー(鬼餅)や浜下り、シーミー(清明祭)、マラソンなど、沖縄ならではの行事を取り上げたので、楽しんでもらえたら」とも。

 開催時間は10時30分~19時30分(最終日は17時まで)。入場無料。今月14日まで。展示作品は販売も行う。

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