那覇「栄町市場絵画倶楽部」が作品展-日ごろの成果発表

栄町市場で働く人や店舗、小さな通りやアーケードなど、栄町市場の生活の一部をとらえた作品が多く並ぶ

栄町市場で働く人や店舗、小さな通りやアーケードなど、栄町市場の生活の一部をとらえた作品が多く並ぶ

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 那覇・栄町市場内「栄町市場地域こどもスペース」(那覇市安里)で3月2日~6日、栄町市場絵画倶楽部による「作品展」が開催されている。

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 同倶楽部は、2009年4月に同市場内で活動を開始。毎週土曜日の約2時間、市場の風景や店先に並ぶ品々など、身近な題材で絵を描き、「ゆるく活動」してきたという。正式メンバーは現在2人だが、これまで幼稚園児から小学生、中学生、大学生、60代女性など、さまざまな世代の人々が飛び入りで参加した。

 展示作品は、水彩クレヨンによる作品や鉛筆による素描作品で、花、魚、栄町市場で働く人や店舗、小さな通りやアーケードなど、栄町市場の生活の一部をとらえた作品が多く並ぶ。作品は絵はがきにして販売も行う。会場ではワークショップ「絵はがきをかいてみよう!」(5日まで)を随時開いているほか、「栄町市場の手ぬぐい作り」(6日13時30分~15時、16時~17時30分)も予定。

 同倶楽部部長で美術家の石垣克子さんは「栄町市場創立60周年ということもあり、写真ではなく絵のアルバムとして残したいと思ったのが設立のきっかけ」とし、「時にゆんたく(おしゃべり)したり、おやつを食べながら、ゆるく楽しく絵を描くことで世代を超えた交流が生まれた。でき上がった作品は実際に店の人に見てもらい市場の人と交流を深めることに役立った」と振り返る。

 石垣さんは「ワークショップで絵はがきを作っているので気軽に絵を描いてもらえたら。今後、いろいろな市場の中に絵画倶楽部を発足させて絵を描く楽しみをいろいろな人に広げていきたい」と意欲をみせる。

 閲覧時間は12時~20時。入場無料。3月6日まで。問い合わせは、石垣さん(TEL 090-3796-6235)まで。

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