沖縄を代表する音楽プロデューサー、知名定男さんがオーナーで、ネーネーズらのホームステージであった「ライブハウス島唄」(那覇市牧志1、TEL 098-863-6040)は4月1日、宜野湾市真志喜から那覇市国際通り沿いに移転オープンする。
知名さんはネーネーズをはじめ、ザ・フェーレー(沖縄の方言で盗賊の意味)、鳩間可奈子さんのプロデューサーとして活躍するほか、作詞・作曲家、琉球音楽協会会長など沖縄音楽界の第一人者として知られる。
同店は、14年ほど前に宜野湾市真志喜で営業を開始。ネーネーズの定期ライブのほかに、初代ネーネーズのメンバーであった吉田康子さんを含む島唄シンカ(沖縄方言で仲間の意味)のライブが行なわれ、ライブを見ながら泡盛や沖縄料理が楽しめる店として県内外から多くの客が訪れていた。同店の知名定人店長は「那覇やリゾートホテルが多い恩納村から距離があり、車やタクシーで来店するしかなく客に不便をかけていた。前から那覇への移転は考えていた」と話している。
場所は、国際通りのほぼ中央に位置する「おきなわ屋」本店3階。同フロアをすべて借り切る。店舗面積は約166坪、席数は180席を予定。宜野湾店に比べ約3倍の広さとなる。「ライブハウスにありがちな暗い雰囲気ではなく、家族でも楽しめるような明るい内装にする」(定人さん)。また、ライブが鑑賞しやすいよう幅=約7.2メートル、奥行き=約3.6メートルのステージを設ける。フードやドリンクも今後充実させる模様で、フードはゴーヤーチャンプルーなど定番の沖縄料理を中心に約35種を用意。ドリンクは泡盛をはじめ、ビールやウイスキーなども取り揃える。
「沖縄音楽初心者の人でも充分楽しめる。沖縄の音や唄に触れ、泡盛や沖縄料理で、沖縄の夜を是非満喫してほしい」(定人さん)と話している。
営業時間は18時~23時。ライブチャージは大人=2,000円、小・中・高=1,000円。ステージは19時~19時40分、20時30分~21時10分、22時~22時40分の3ステージを予定。定休日は特に設けない。