インターネット通販のディアナ（大阪市）は3月17日、ファッションビル「那覇オーパ」（那覇市松尾2）3階にサイトブランド「サルース」のリアル店舗（TEL 098-863-3113）をオープンした。

　「安かわいい」をキーワードに靴、ウエア、雑貨などを販売する同サイトのターゲットは10代～20代女性が中心。常設店の開設は全国で初めて。店舗面積は46平方メートルで、白を基調にした内装が特徴。

　同店では、パンプスやミュール、サンダルなどの靴をメーンにバッグ、アクセサリーなど、ネットと連動した約100アイテムをそろえる。商品価格帯は3,000円がメーン。オープン当日は、読者モデル8人によるオープニングイベントも行なわれた。

　同社の木下秀夫社長は沖縄出店の理由として「沖縄の女性はファッションに敏感で、沖縄の南国特有の明るさは『サルース』の商品イメージにも合う。最も遠い場所から小さく作り、大きく育てていきたいと思う」と話している。「沖縄は全国から修学旅行生が多く訪れる場所。ここで商品を購入した客が地元に持ち帰ることで、口コミなど利用してネットでの購買につなげる狙いもある」（木下社長）とも。

　予想客単価は3,000円～5,000円。年間売り上げは3,700万円を見込む。運営は、土産店やランジェリーショップを手がける大見商会（那覇市松尾2）があたる。

　「ショップは客とのコミュニケーションやサービスの提供できる大切な場所。店独自のメルマガで商品情報や地域に密着したサービスを心がけたい。ショップへの集客により地域活性化にも貢献できれば」（木下社長）とも話している。

　4月には同フロアにゆかた専門ショップを開設し、9月まで期間限定でオープンする。

サルース