那覇で「ものづくり展」-全国から20社参加、500アイテムを展示販売

日本の伝統技術をベースにした新しいデザインや機能性、実用性を備えた商品を多数展示する

日本の伝統技術をベースにした新しいデザインや機能性、実用性を備えた商品を多数展示する

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち4)実習室で11月26日~28日、日本各地の技術や素材を生かしたものづくり展「和現-日本のモノと暮らそう-」が開催される。主催は、沖縄の伝統技術をベースに環境やエコに配慮した商品づくりを展開する「琉球工房-RYUKYU CRAFT-」(浦添市)で、開催は2回目。

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 各地の風土に根ざした「巧みな技」や「素材」を基に、従来の伝統工芸の枠を超えた新しいデザインの商品や、機能性や実用性を備えた製品を幅広く紹介することを目的に開催する同展。今回、全国から20社が参加し、インテリアやテーブルウエア、ファッション、アクセサリーなど約500アイテムを展示販売する。

 琉球工房の比嘉美穂社長は「各地から伝統に裏打ちされた現代の職人技術が集結した。沖縄ではお目にかかれない優れた商品や初めて紹介する商品も多く、10年と長く使えるものをそろえた。若い人に『ものづくり』に興味を持ってもらいたいという気持ちも込めた」と話す。

 「ものを作り、ただ展示するだけにとどまらず、今後は販路の拡大、マーケティング、アカデミーの創設、海外展開も視野に入れ、日本の『ものづくり』を盛り上げていきたい」と意欲をみせる。

 参加企業は、ミラノリブ(絹製品、群馬県)、能作(鋳物、富山県)、サカモト(木工、鳥取県)、ルポア(革製品、香川県)、絞裏庵(子絞り、京都市)、モトオト(和紙、愛媛県)、スプリングショウ(陶磁器、京都市)、アトリエ・エムフォオ(木工、長野県)、長谷川刃物(刃物、岐阜県)、二葉苑(染め物、東京都)、鉄椀の郷(漆、福井県)、墨運堂(墨、奈良県)、大橋量器(升、岐阜県)、ビッグウィル(天然木シート、徳島県)、アンパル陶房(陶器)、ぬりトン工房(漆アクセサリー)、我喜屋(着物帯)、GRAIN(木工)、皿の上の自然(料理)、琉球工房(テーブルウエア、以上沖縄県)。

 開催時間は9時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。26日17時から、講座「売れる商品づくり」も開講する。

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