「体にやさしい料理」をコンセプトにした沖縄料理店「琉之禅」(那覇市壺屋1、TEL 098-862-8890)が3月19日、那覇・壺屋やちむん通り沿いにオープンした。
店舗面積は22坪、席数は45席(座敷12席を含む)。ジャズが流れる店内は濃い茶色を基調にした和のイメージで、オーナー自らがデザインした。カランターをはじめ机やいす、水回り、トイレ、花壇、入り口を飾るオブジェなど、すべてスタッフの手作りだという。
介護食師の資格を持つ同店の玉城さゆり店長は「健康を第一に考え、添加物の入った食材や化学調味料は一切使用していない。塩もあまり使わずに豚とかつお節のだしから出る塩分で味付けしている」と話している。
メニューは沖縄料理が中心で和食も用意。手作りや健康にこだわった料理を提供する。自家ブレンドの38種の薬草入り「琉之禅茶」をはじめ、自家製のゆし豆腐(沖縄風よせ豆腐)やジーマーミ(南京豆)豆腐のほかに、野菜や肉、魚料理など約40種のメニューをそろえる。肉類は余分な脂を落としてから調理するという。
ランチにも力を入れ、ゆし豆腐定食(800円)、琉之禅そば(850円)のほかに、バイキングスタイルの「本日の琉之禅定食」(980円)は野菜料理がメーン。前菜5種、主菜5種の中から選べ、ご飯と自家製ゆし豆腐汁、おからクッキーなどのデザート、エスプレッソコーヒーが付く。ランチタイムは圧倒的に女性客が多く、ディナータイムは30代以降の男性客が多く訪れるという。
「今後は豆腐料理のメニューを増やしていきたい。ゴーヤーを使ったフレッシュジュースやおからのデザートなども考案中。冷たい琉之禅茶も用意しているので、壺屋やちむん通りの散策途中に立ち寄ってもらえたら」(玉城店長)と話している。
営業時間はランチタイム=12時~14時、ティータイム=14時~17時、ディナータイム=17時~24時。日曜定休。