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豊見城と那覇で「琉球フォトセッション」-古写真のスライドショー、鼎談も

今年93歳になる沖縄写真家の第一人者・山田實さんや高良倉吉琉球大学教授を語り部に迎え、豊見城や那覇の戦前戦後の懐かしい写真のスライドを投影しながら、現在と過去を振り返る

今年93歳になる沖縄写真家の第一人者・山田實さんや高良倉吉琉球大学教授を語り部に迎え、豊見城や那覇の戦前戦後の懐かしい写真のスライドを投影しながら、現在と過去を振り返る

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 沖縄や奄美諸島などの琉球文化圏の風景をはじめ、祭事や芸能、人々の暮らし、現代の表現などの写真を収集、保存、活用し運営するNPO法人「ちゅらしまフォトミュージアム」(那覇市牧志2、TEL 090-8293-5597)は6月18日と26日、豊見城と那覇で「琉球フォトセッション2011~沖縄の今と過去の記憶をつなぐ~」を開催する。

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 18日は豊見城市中央公民館で、今年93歳になる沖縄写真家の第一人者・山田實さんを語り部に迎え、豊見城や那覇の戦前戦後の懐かしい写真のスライドを投影しながら、現在と過去を振り返る。

 26日は、沖縄県立博物館・美術館(おもろまち3)講堂で開催。前半は、戦前戦後の那覇の古写真のスライドショーで、語り部に高良倉吉琉球大学教授を迎える。後半は鼎談(ていだん)を予定。沖縄をはじめ世界各地の島々を収めた写真集「ARCHIPELAGO」を発表した写真家・石川直樹さん、スイッチ・パブリッシング社長の新井敏記さん、写真評論家・飯沢耕太郎さんの3人が、写真の持つ「力」について存分に語る。

 総務省「地域ICT利活用広域連携事業」の一環として開く同イベント。ちゅらしまフォトミュージアム、地域情報エージェント(首里池端町)、ソフトバンクテレコム(東京都港区)の3社が共同で事業を展開する。県内の「地域の記憶」が残る写真、ニュース、公文書などを収集し、「ジオタグ」(地理情報)をマイニングすることで新たな観光資源(地域の記憶)を閲覧できるプラットフォームの構築を目指す。高機能端末に対応したアプリケーションの開発やICTを活用した情報発信ができる人材育成などを行う。将来、JTBコミュニケーションズ(東京都品川区)の協力の下、観光や教育旅行への活用も図るとしている。

 開催時間は両日とも15時~。入場無料。予約制で、同NPOまでメール(info@churaphoto.jp)で申し込む。

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