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那覇に「コーヒーシャープ」-おじぃとおばぁが50年前の創業地に再オープン

安里周二さん、勝子さん夫婦が二人三脚で喫茶店「コーヒーシャープ ララミー」を切り盛りする

安里周二さん、勝子さん夫婦が二人三脚で喫茶店「コーヒーシャープ ララミー」を切り盛りする

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 那覇・寄宮交差点近くに9月5日、喫茶店「コーヒーシャープ ララミー」(那覇市寄宮、TEL 070-5813-5634)がオープンした。店名は約50年前のテレビ番組「ララミー牧場」から名付けたもの。シャープはショップのことで、ネーティブ発音をそのままカタカナ表記にしたもの。

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 店を切り盛りするのは安里周二さん(78)・勝子さん(76)夫婦。1963(昭和38)年、2人が結婚し同所で「ビヤホール ララミー」を開業。その後、「レストランララミー」「居酒屋ララミー」「スナックララミー」と業態や場所を変えながらその歴史を重ねてきた。そして今年、再び創業当時の場所に再オープンした。

 店舗面積は約15坪。席数は16席。「昔の喫茶店をイメージした」という木のぬくもりあふれるドーム風の店内は、テーブル席、カウンター席を設け、ジュークボックスや歴代の店舗の写真なども掲げる。椅子やテーブル、調理用器材などは、東京都世田谷区で40年営業していた喫茶店から譲り受けたものを再生して利用する。

 出店について、勝子さんは「今年3月まで南城市の奥武島で『おじぃとおばぁのコーヒーシャープ』を5年ほど2人でやっていたが、高台にある店までの坂道がきつくなり、家から遠いこともあって店を閉めた。そんな折り、開業した場所に空きが出た。息子たちからの勧めもあり、2人の大事な名前『ララミー』と名付け、また店を開くことになった。設計から内装工事まで全て3人の息子たちがやってくれた。この店は息子たちからのプレゼント」と話す。

 「懐かしいとおっしゃってくれるお客さまもいる。ボケ防止も兼ねて(笑い)、のんびり、ゆっくり営業し、これからもララミーの歴史をつくっていきたい。創業当時と変わらず夫婦二人三脚でやっていくので来てもらえたら」とも。

 メニューは、ブレンドコーヒー(400円)、カフェオレ、ウインナコーヒー(以上500円)、紅茶(400円)のほか、自家製ジンジャーエール(500円)、オレンジジュース(400円)、バナナジュース(550円)など用意。フードは、「トーストセット」(500円)、注文を受けてから粉を計り作る「バターミルクパンケーキセット」(650円)、「チョコバナナパンケーキセット」「カレーライスセット」(以上800円)なども。

 営業時間は11時30分~19時。月曜・木曜・日曜定休。

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