那覇・第一牧志公設市場の向いにある「日本一狭い」古書店として知られる「とくふく堂」（那覇市牧志3、TEL 090-1703-0922）は4月23日、壁1枚を隔てた隣りに「まちぐゎーブックカフェとくふく堂2」をオープンした。

　ブックカフェの店舗面積は1坪で、本店の約2.5倍。壁一面に本棚が並ぶ店内はエアコンも完備した。同店オーナーの徳沢達哉さんは開店のきっかけとして「日本で一番小さなブックカフェを開きたかった」と話している。改装工事は営業終了後から行い約1週間で仕上げた。自らも壁塗りなどを手がけた徳沢さんは「大工一人を雇いボランティアスタッフの協力もあって何とか形になった」とも。

　陳列する書籍は約1,500冊を数え、本店の約6倍にあたるという。沖縄関係の書籍から、美術書、学術書、小説、エッセーなど幅広く取りそろえる。また、リアル店舗を持たないネット古書店の書籍を取り扱う「ストア・イン・ストア」方式を採用した。徳沢さんは「うちが苦手としている分野をネット古書店に協力してもらうことで、両方にとってプラスになると考えた」と話している。

　ドリンクメニューは、やぎみるく（250円）、さんぴん茶（100円）、A&Wルートビア、マンゴージュース、グヮバジュース（ともに150円）など。徳沢さんは「今後はさらに沖縄らしい飲み物をそろえたい。本も新しいものがどんどん入ってくるので是非来店してほしい」とも。

営業時間は12時～20時。無休。

とくふく堂ブログ