主要幹線道路の事故や故障による渋滞情報を無料でメール配信する「どこがドット混む」（宜野湾市）が2月14日、姉妹携帯サイト「どこが代行パッと来る」を開設した。

　同サイトから「市町村」「地域・店名」を入力し送信すると、登録されている運転代行業者の中から待ち時間の短い業者を一括検索しメール送信するサービス。届いたメールで待ち時間を確認し、運転代行業者に予約の電話を入れ利用する。1回の電話で済むため、運転代行を頼む側、運転代行を受ける側、双方にメリットがあるという。

　2月15日現在、登録している運転代行業者は4社で最大40台を確保。2種免許、出勤車両の全台保険適用など条件を厳しく設定する。対象地域は那覇・浦添市・宜野湾市・糸満市・豊見城市・南城市・西原町・南風原町・八重瀬町・与那原町の10市町。今後、中北部エリアの事業者向けに説明会を行い順次対象地域を拡大していく予定。

　サイト開設について、奥浜正樹社長は「沖縄には運転代行業者が約640あるが、お客さまと事業者を効率的につなぐ仕組みがないために、待ち時間が読めなかったり、代行が見つからなかったりするなどの状況が発生していたと思う。こうした現状を打破したいと思いサイト開設を考えた」と話す。

　「2011年度の飲酒運転の摘発者数は1920人。その内280人は県外居住者だった。このサイトを普及させ、人身事故件数に占める飲酒絡みの割合で22年連続全国ワーストとう不名誉を返上できれば。ビジネスモデル特許申請中で、今後全国へ展開予定」と意気込む。