2009年に惜しまれながら閉店した家系ラーメン店「ラーメン武蔵家 沖縄本店」が5月22日、2年半ぶりに那覇・久茂地から金城に移転しオープンした。復活を待ち望んでいた多くのファンが訪れ、定番の濃厚な豚骨しょうゆラーメンとの再会を喜んでいる。

　2002年、沖縄本島初上陸の家系ラーメンとして久茂地にオープンした同店。「豚骨と鶏ガラと水のみで作り出すこってりした濃厚スープに、特注の極太麺が特徴の豚骨しょうゆラーメン」をメーンに提供。その後の沖縄ラーメン界に大きな影響を与えたといわれる。閉店後は姉妹店での営業や県内外のイベントへの参加などを経て今回の復活となった。

　新店舗の面積は約20坪。席数は24席。カウンター席のほか、テーブル席を設ける。共同駐車場20台もそなえる。

　提供するラーメンは、前店での豚骨しょうゆラーメンを踏襲。ラーメン（650円）、チャーシューメン（800円）、SP（チャーシュー・のり・卵、950円）を用意。大盛り（麺1.5倍）、特盛り（麺2倍）も。味の濃さ（濃い目・普通・薄め）、油の量（多め・普通・少なめ・なし）、麺の硬さ（ぐっと硬め・硬め・普通・軟らかめ）が選べる。トッリングは、卵・のり・小松菜（以上100円）、ライス（盛り放題、100円）、キャベチャー（キャベツとチャーシューのつまみ、150円）。

　店主の藤崎さんは「県内外へのイベント参加などで何かと忙しく再オープンが遅れてしまったが、以前よりおいしいラーメンを提供できるよう頑張っている。以前のファンの方も多く訪れ喜んでもらっている。今後、ギョーザや限定メニューの提供など、アイデアはいろいろあるので楽しみに待っていてほしい」と話す。

　営業時間は11時～売り切れ次第終了。月曜定休。