那覇・前島のゲストハウス「ユクル 沖縄ゲストハウス」(那覇市前島1、TEL 098-863-4006)が7月2日、館内で「コワーキングスペース」の営業を開始した。
コワーキングスペースは、さまざまな人が業種を問わずに交流していき、そこで生まれたアイデアや情報を共有したり、協働したりするための場所。首都圏を中心に定着しつつあり、起業を目指す人やフリーランス、ノマドワーカー、クリエーター、出張の多い諸種の人などの利用が多いという。
同館のコワーキングスペースは現在約3坪。テーブル2卓に、椅子5席を配置し、光回線、Wi-Fi、無料で利用できるプリンターを設置する。そのほか、ビジネス雑誌なども用意。
野下秀広代表は、「離島や県外からの出張者のビジネス利用が増えていることもあり、ビジネス利用に対応できるようにコワーキングスペースを設置した。沖縄県内のゲストハウスでの設置は多分初めて」と話す。
「近々にスペースを拡大する予定。ホワイトボードの設置やビジネスに必要な機材をそろえるなど、セミナーやワークショップなどにも利用できるようにしたい。沖縄でも今後コワーキングスペースで働くスタイルが増えてくると考えられる。県内、県外、海外のビジネス客も加わり、何か新しいビジネスが生まれてくれたら」とも。
利用時間は10時~20時(宿泊者は24時間)。料金は、宿泊者以外が2時間=500円、1日=1,000円、月額会員は初月=1万円で翌月以降=8,000円。宿泊者は無料。