沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3)県民ギャラリーで7月18日、筆文字アーティスト(字チカラ表現者)田場珠翠さんによる個展「筆文字あーと展」が始まった。今回で5回目。
田場さんは日本習字最高段位八段取得。2008年、全国最年少遊書師範免許を取得後、基本点画を押さえた上でオリジナル書体を完成させる。現在、店舗用装飾作品・題字ロゴ・ラベルデザインなどの制作をはじめ、書道パフォーマンスライブに力を入れる。
今回、文字の持つ意味やイメージを大切にしながら、自由な発想でダイレクトに表現した新作約20点を出品。墨を用いた作品に加え、ペンキ用はけにアクリル絵の具で描いた、伸びやかでビビッドな作品も多数展示する。今回新たにイラストレーションと文字遊びを融合させた作品も出品。
「新しい試み。お子さんや若い人に文字にもっと興味を持ってもらいたいと思い、遊びの要素を取り入れ作った」と田場さん。
「書画作品を通して、世代を超えてコミュニケーションが生まれるような作品を作るのが一つの目標。今後の夢は、書道パフォーマンス大会を企画運営し沖縄から世界に発信していきたい」とも。
開催時間は9時~17時30分(金曜・土曜は19時30分まで)。入場無料。今月22日まで。「書道パフォーマンス」(21日=11時30分、17時30分)も予定。