那覇・国際通り近くに10月13日、たこ焼きやタコ料理に特化したバー「蛸’s BAR 44B(よんよんびー)」(那覇市牧志2、TEL 098-862-0449)がオープンした。店名は、元阪神タイガースのランディ・バース選手の背番号と、B級グルメの「たこ焼き」をメーンにしていくことからBの文字を付けたという。
店舗面積は約13坪、席数は16席。赤と濃い茶色で統一された店内は、エントランス右手にたこ焼き器を設け、カウンターの下にかばん用のフックを備えたほか、テーブル席の下には荷物用のカゴを置いた。女性を意識してトイレにマウスウォッシュをはじめ、あぶら取り紙、化粧水やコットン、綿棒などのアメニティグッズをそろえた。
同店オーナーの松本大輔さんは「人と変わったことをするのが好きこともあり、以前はフレンチの店でおしゃれな感じだったが、そこをあえて外して居酒屋風にしたかったので、赤ちょうちんの赤をイメージして自分で塗装した」と話す。出店について、福岡から移住してきた松本さんは「沖縄に何度か遊びに来たが、飲みに行くと居酒屋ばかりで今のような感じの店がなかった。たこ焼き屋も少なく、たこ焼き文化を広げるためにも沖縄に出店した」と話す。
メニューは、タコ料理がメーンで、糸満漁港から取り寄せたタコを使い、玉ねぎ、キャベツ、もやしを入れたたこ焼き(500円)をはじめ、明石焼き(500円)、タコ唐(600円)、手作りタコロッケ(600円)、タコチリ(700円)、自家製スモークタコ(700円)、本日の気まぐれタコサラダ(700円)、タコ刺し(600円)、タコとチーズのバケット(500円)など。
松本さんは「近くにたこ焼き屋あるので競合しないように、たこ焼きの具在に野菜を入れるなど工夫した。大阪の人に食べてもらったがおいしいと好評だった。ソースは市販のソースをブレンドして梅酒やしょうゆなどを加えてオリジナルの味にした」と話す。
ドリンクは、スコッチウイスキーの10年以上のシングルモルト(700円~)約40種をメーンに、アメリカンウイスキー、バーボン、カナディアンウイスキー、コニャックなどをそろえる。そのほか、ビール、カクテル、ワイン、ソフトドリンクも提供。
「少し変わった店だが、たこ焼きやタコ料理に自信がある。シングルモルトもたくさん用意しているので、ぜひ一度来てほしい」(松本さん)とも。
営業時間は、11時30分~15時30分、17時30分~翌2時30分。ランチは、お好み焼きセット(サラダ、ドリンク付き、680円)を提供。