沖縄県産業振興公社(那覇市字小禄、TEL 098-859-6255)は2月21日より、沖縄イノベーション創出事業を目的にした知財ポータルサイト「沖縄産学ドットコム」のテスト運用を開始した。4月1日の本格運用に向け、さらに有効なポータルサイトを構築するために、サイトへの要望や感想、意見などを募っている。
同サイトは、沖縄県の地域資源を活用した新商品・サービスの開発を目指す産学官の共同研究を促進することを目的に開設。産学連携を目指す企業や大学などの研究機関が、自由にシーズやニーズを投稿できる参加型サイトを目指すという。
コンテンツは、県内の産学官共同研究プロジェクトが一覧できる「沖縄産学連携アーカイブ」のほか、大学研究者の研究シーズや技術開発ニーズのデータベース「ニーズ・シーズマッチ」、各大学研究機関・法律・特許に関するリンク「知財データベース」、研究開発の支援策や事業化の支援策を紹介する「シーズの育て方」、知財コラム、知財ニュース、無料メール相談窓口などで、研究開発の基となるシーズ(知的財産、ノウハウ)や研究者の検索機能も設けた。
同公社の天願亮さんは「企業と研究者とのマッチングを支援したい。本格運営に向けて、『使えるポータルサイト』を目指しているので、サイトへの感想やアイデアなどを気軽に寄せてほしい」と話している。