那覇・泊に「茶館」-北限の玉露や中国4大岩茶などの希少茶も提供

日本茶、紅茶、台湾茶、中国茶をメーンに中国4大岩茶など希少種を含め約50種を提供する(写真=店内)

日本茶、紅茶、台湾茶、中国茶をメーンに中国4大岩茶など希少種を含め約50種を提供する(写真=店内)

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 那覇・泊小学校近くに5月2日、日本茶、紅茶、台湾茶、中国茶が楽しめる専門茶館「カメリア・シネンシス」(那覇市泊2、TEL 098-868−7677)がオープンした。店名は、「チャノキ」とも呼ばれる樹木を意味し、この葉を使って緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶などが作られるという。

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 店舗面積は約12坪、席数は12席。オフホワイトと茶色を基調にした店内には、茶葉や茶器をディスプレーした棚を設けた。テーブル席には台湾で購入したというポットを置き、カウンター席には中国茶器や木炭を使った生け花などで飾ったほか、カウンター奥には約2坪の箱庭も。

 ドリンクメニューは、日本茶、紅茶、台湾茶、中国茶がメーンで、日本茶の生産地では北限となる新潟県の村上茶・特選別摘み萬与(1,600円)をはじめ、煎茶、抹茶など9種を用意したほか、紅茶はダージリンをメーンに最高級グレードFTGFOP1のキャッスルトン(1,600円)やマーガレットホープ・秋摘み特別限定(1,600円)など9種も。台湾茶は冬摘みの四季春茶(580円)や東方美人(白毫烏龍茶特級、800円)、梨山茶(2008年冬片、2,000円)など9種、中国茶では雲南陳年プーアル茶(700円)や肉桂(1,600円)などのほか、武夷4大岩茶といわれる大紅袍、鉄羅漢、白鶏冠など希少な茶を約20種も用意した。

 同店代表の大津隆幸さんは「自分たちが飲んでおいしいと思った、いいものだけを提供していきたい。珍しいお茶も多数用意した」と話す。

 抹茶以外は、台湾式工夫(くんふー)茶のいれ方で提供するのが特徴。「1人ないし2人で楽しむには、おいしいお茶のいれ方だと思う。台湾式工夫茶でいれた紅茶は、香りがよく渋くならずほのかな甘さを感じるほどで、基本的にストレートで飲むことをすすめている」と大津さん。「沖縄の水は硬水で、台湾茶、中国茶、紅茶によく合うが備長炭で匂いなどを取るなど工夫している。日本茶用には軟水を特別に取り寄せいている」とも。

 フードメニューは、日替わりメニューとして新潟岩船産こしひかりの「まご茶付け」(980円)や海南鶏飯、自家製麻婆豆腐などを提供するほか、月替わりで自家製シフォンケーキ(480円)、島豆腐アイスクリーム(350円)、自家製杏仁豆腐なども提供する。

 「お茶を使ったメニューも考案中。初めての人には、おいしいお茶のいれ方を丁寧に教えているので、興味のある人はぜひ一度試してほしい」(同)。

営業時間は12時〜21時。木曜定休。

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