那覇・若狭公民館で「ゲンバのコトバ」-絵、音、映像で「沖縄の問題」を表現

絵画やインスタレーション作品、映像、ライブ、トークディスカッションなどで「沖縄の問題」の現状や展望を探る

絵画やインスタレーション作品、映像、ライブ、トークディスカッションなどで「沖縄の問題」の現状や展望を探る

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 那覇市若狭公民館(那覇市若狭2、TEL 098-891-3446)3階ホールで10月26日、「ゲンバのコトバ Art & Music & Talk」が行われる。

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 同イベントは、青年講座・交流事業の一環として行われるもので、沖縄が抱える基地問題などをテーマに表現活動を続ける若いアーティストやミュージシャン、映像作家たちの作品やライブなどを観賞することで、その思いを知り、沖縄の現状と課題、展望について語る場を創出するもの。

 内容は、元ひめゆり学徒隊の人々との交流によって生まれた言葉にならない思いを絵画作品に仕上げた吉岡千絵さん「やさしいせなか」をはじめ、新たな基地建設計画で揺れる辺野古の日常をとらえた榎本真弓さんのインスタレーション作品「HENOKO」を展示のほか、沖縄本当各地を舞台に開催されるアート展「Wanakiosk」の紹介ブースも設ける。

 そのほか、ヘリパッド建設で揺れる東村高江の住民たちをとらえた比嘉真人さんの記録映像「やんばるからのメッセージ」、2004年8月13日に起こった沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件の記憶を後輩たちへ継承していこうと企画されたライブイベント「ARE YOU LOOK’N? NO FLY ZONE 2007」のドキュメンタリー映像などを上映。ヘリ墜落事件を題材にした「民のドミノ」を歌うロックバンド・カクマクシャカのライブのほか、北上田源さん(虹の会)、與那嶺新さん(思ひ語らプロジェクト)、後藤典子さん(東村在住)によるトークディスカッションも予定。

 同館の宮城潤館長は「基地問題など気にはなっているが、那覇にいると『ゲンバ(現地)』までなかなか足を運べない。問題意識を持ち表現活動を続ける20〜30代の若いアーティストたちの作品を通して、『ゲンバの生の声』を聴くことで、沖縄の現状や展望などを、気軽にディスカッションできる場を作りたかった」と話す。「アート、映像、トーク、ライブと盛りだくさんながら入場無料なので、学生や若い人にぜひ来てほしい」とも。

 第2弾企画として、12月中旬に沖縄県内にあるさまざまな問題を抱えた「現場」に足を運び、そこで活動する人の話を聞くバスツアーも予定しているという。

 開催時間は17時30分〜21時。入場無料。

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