「まちのたね通信」開設-那覇市、石垣市で地元住民が地域情報発信

住民参加による地域情報の発信にとどまらず、その情報を蓄積し共有し利活用することで、地域の活性化やブランド化、地域問題の解決を目指す

住民参加による地域情報の発信にとどまらず、その情報を蓄積し共有し利活用することで、地域の活性化やブランド化、地域問題の解決を目指す

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 沖縄ポータルサイト「ウルマックス」を運営する地域情報エージェント(那覇市首里池端、TEL 050-3539-1178)は3月、地域情報発信ネットワークサイト「まちのたね通信」を開設し、参加する自治体やNPO、企業を募集している。

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 同サイトは、地域情報を地域の魅力や資産ととらえ、地域住民による情報の発信だけでなく、その情報を蓄積し共有し利活用することで、地域の活性化やブランド化、地域問題の解決を目指すほか、さまざまな地域をネットワークすることで相乗効果を狙う。ソフトのインストールなどの煩わしさがなく、ローコストで運営が可能なASP形式で提供する。サイト編集者(運営者)は、伝統行事や日々の出来事などの地域情報を提供するボランティアを組織するのが特徴。

 サイト内容は、携帯電話のカメラ機能を使って地域情報を投稿するフォトレポート機能のほか、地域辞書の「まちペディア」、店舗や施設情報を網羅した「みせナビ」、祭りのレポートなどが入力に簡単にできる「特集ページ」などをパッケージ化。サイト編集者は投稿内容について補足情報を付け加え、情報の精度を高めていく。

 県内では那覇市、石垣市が開設し、南城市、読谷村、竹富町、県外では宮崎市、小田原市、盛岡市などのNPOや企業が導入を進めており、年内に25地域の参加を見込む。

 同社の平良斗星社長は「運営しているウルマックスで蓄積された技術やノウハウをもとに開発。地域住民が誰でも参加できるように簡便性とローコストを追求した」とし、「地域情報の発信だけにとどまらず、埋もれている地域の魅力の再発見や他地域との差別化、ブランド化、観光対策など、さまざまな使い方ができると思う。一度サイトを見てもらい導入を考えてもらえれば」と、参加を呼びかける。

 初期費用は30万円、月額使用料は3万円を予定。

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