部活でアイスクリーム販売-「学校を元気に」と那覇商高商研部が販売

那覇商業高校商研部の皆さん:右から部長の知念真子さん、名嘉間明花さん、伝法紀美香さん、上原菜摘さん、新城花連さん

那覇商業高校商研部の皆さん:右から部長の知念真子さん、名嘉間明花さん、伝法紀美香さん、上原菜摘さん、新城花連さん

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 沖縄県立那覇商業高校(那覇市松山1)商研部は6月13日・14日、第一牧志公設市場近くの「那覇市中心商店街にぎわい広場」(松尾2、TEL 098-868-7855)内に出店し、同部が開発したアイスクリームを限定販売する。

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 同部は、定員割れの状況にある自分たちの学校をオリジナル商品で「元気に盛り上げよう」と立ち上げた部活動で昨年発足。現在部員は9人。地元企業の協力を得ながら新しい商品の開発に向けて活動している。生徒たちがさまざまなアイデアを出し合い、地産地消をコンセプトにアイスクリームを開発。県産業教育フェアやイベント、校内販売を行っている。

 商品は、「食材にこだわった」(同校)というフランス産の高級モンレニオンバニラを使ったバニラアイスクリームに、クッキー代わりに沖縄の伝統菓子「ちんすこう」をクラッシュして加えた「バニスコ」(カップ=180円、コーン=200円)、糸満産のニンジン「美(ちゅ)らキャロット」を加えたソフトクリーム「美らキャロット」(210円)の3種を提供。それぞれ30円引きの学割価格も設定する。そのほか、中部農林高校と南部農林高校が作ったグァバ茶やバナナも販売。

 商品開発では、生徒たちは何度も食べ比べを行いアイスクリームに合う「ちんすこう」に絞り込んだ。ポスターやチラシ作り、企業への交渉にも生徒自らが当たったほか、出店に際しては場所探しや器材の貸し出し、保健所の許可申請など、実践的な商業実務も経験した。

 同部長の知念真子さんは「ブースでの販売はあるがお店を構えて販売するのは初めて。原価計算したり、アイスをどの配分で作るのかなど、みんなでアイデアを出し合い考えるのは楽しかった。今回、部員の人件費を入れると赤字になってしまうので、部員には申し訳ないが人件費は計算に入れていない(笑)」とし、「日曜日はフリーマーケットがあり300~400人が来場すると聞いているので、その人数分は売りたい」と意気込む。部員の一人、伝法紀美香さんは「めちゃおいしいのでぜひ食べに来て」と来場を呼びかける。

 営業時間は、13日=12時~17時、14日=11時~17時(共に売り切れ次第終了)。13日12時より販売開始のセレモニーを行う予定。部活動の模様はサイト「那覇まちのたね通信」でも紹介している。

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