マックスバリュ新都心めかる店向かいに7月7日、沖縄で初となるチーズ専門店「チーズショップCheers（チアーズ）」（那覇市銘苅2、TEL 098-862-8942）と、同店舗5階に系列店「チーズBAR TINGARA（ティンガーラ）」（TEL 098-862-2858）が同時オープンした。「ティンガーラ」は沖縄方言で、天河原と書き「天の川」の意味。

　チアーズの店舗面積は約10坪。扱う商品は、チーズをメーンに、イタリア産の生ハムをはじめ、ワインジャムやクラッカー、パプミラーやギネスの250周年記念グッズなども。チーズは、フレッシュタイプ、白カビタイプ、青カビタイプ、ウオッシュタイプなど、世界のチーズを約150種取りそろえ、常時店頭には40～50種が並ぶ。はごろも牧場（中城村北上原）のヤギ乳のチーズ「ピンザプラン」やまぁじゅん（石垣市）のクリームチーズの県産チーズをはじめ、イタリア産の生モッツァレラチーズや、専用の道具で薄く削って食べる「坊さんの頭」の意味のテート・ド・モアンヌ、黒ビールが練り込まれたチーズ、ブランデー入りチーズなどの珍しい商品もそろえた。

　ホテルでバーテンダーとして働いていた代表の野蔵清隆さんは「チーズ専門店は沖縄で初めてでは。できるだけいろいろなチーズを試してほしいと思い、計り売りだけでなく一切れや200円、300円という単価売りとした。ワインの数だけチーズもあると言われ、味や香りなどさまざま。ぜひ口に合うチーズを見つけてほしい」と話す。

　ティンガーラは店舗面積約18坪で、席数は約25席。落ち着いた雰囲気の店内は、カウンター席のほか、芝生が敷かれたオープンテラス席を設け、「都内の中のプチリゾートを目指した」と上地忠信店長。ワインをはじめ、ウイスキーやブランデー、季節のフルーツを使ったカクテル、ビール、ソフトドリンクなど多数そろえる。そのほか、ピザトーストやパングラタン、サンドイッチ、ガーリックトースト、オイルサーデンなどの軽食も用意。上地店長は「昼からワインとチーズが楽しめるのがコンセプト。気軽にいろいろなチーズを楽しんでほしい」と話す。

　野蔵さんは「おかげさまで一般のお客さんだけでなく、レストランなどの飲食関係の購入も多い。チーズをはじめその関連の商品を提供することで、沖縄の食文化の向上に少しでも貢献できれば」とも。

　営業時間は、チアーズ＝11時～20時。ティンガーラ＝カフェタイム14時～18時、バータイム19時～23時。共に火曜定休。