旧那覇市役所を懐中電灯でライトアップ-44年間の役割に感謝

1965(昭和40)年に建設された旧那覇市役所は、9月18日で業務を終了した

1965(昭和40)年に建設された旧那覇市役所は、9月18日で業務を終了した

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 旧那覇市役所(那覇市泉崎1)で10月12日、撮影会とライトアップのイベント「市庁舎の建物を、写真に残そう!」「ライトアップ!那覇市庁舎」が行われる。主催は、市庁舎ありがとうライトアップ実行委員会(TEL 0907987-1322)。建設から44年、その役割を終え取り壊される那覇市役所に「感謝」し、人々の記憶や写真などにとどめようと企画した。

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 撮影会は、さまざまな角度から撮影した市役所の写真を、その場で地域情報サイト「那覇まちのたね通信」へアップし公開。参加者には、「お気に入りの写真」をポストカードにして進呈する。同委員会代表の一柳亮太さんは「見納めとなる旧市庁舎を写真に残してほしい。サイトにアップすることで旧市庁舎の画像が蓄積でき、新庁舎が完成した際に旧庁舎と比較したり楽しめたりするのでは」と話す。

 ライトアップは、参加者が持参した懐中電灯だけで市庁舎を照らすもの。併せて、撮影会での写真やこれまでに撮りためた写真を、プロジェクターを使って市庁舎の壁面に映し出す企画も。一柳さんは「懐中電灯の明かりだけで本当にライトアップできるかどうか分からないが、面白い企画なのでやってみたい。できるだけ明るいものを持ってきてほしい」と参加を呼び掛ける。

 「この企画を知った人から、那覇市役所できた当時は中学生で、沖縄に初めてエレベーターが設置されたので乗りにいったら、エレベーターガールが操作していて珍しかったという話を聞いた。参加者とそうした思い出や記憶も共有できれば」と話す。「当日は『那覇まつり』開催日なので、その帰りにでも気軽に参加してもらえたら」とも。

 撮影会の開催時間は14時~14時30分。デジタルカメラかカメラ付き携帯電話を持参。ライトアップは21時~21時30分。懐中電灯持参。共に集合場所は旧庁舎正面玄関広場で、申し込み不要。参加無料。

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