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沖縄県立図書館で絵本原画展-たいらみちこさん、金城明美さんらの作品50点展示

たいらみちこさんは紅型、金城明美さんは水彩、与儀勝之さんは手書きした線画にグラフィックソフトで色付けして仕上げるなど、それぞれ表現手法の違う作家の作品を展示する

たいらみちこさんは紅型、金城明美さんは水彩、与儀勝之さんは手書きした線画にグラフィックソフトで色付けして仕上げるなど、それぞれ表現手法の違う作家の作品を展示する

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 沖縄県立図書館(那覇市寄宮1、TEL 098-834-7916)玄関ホールで4月20日、「図書館へ行こう! 原画にみる郷土の絵本 ~郷土の絵本作家原画&郷土の絵本展~」が始まった。「子どもの読書週間」の一環として開催する。

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会場には、イラストレーターで絵本作家の与儀勝之さんの作品「雨とヤリ」、紅型絵本のたいらみちこさんの作品「ぶながや(ガジマルに住む妖精でキジムナーともいう)」シリーズや「オバーとマーガ(孫)」シリーズ、平和絵本で知られる金城明美さんの作品「つるちゃん」「あおじゅごん」など、下絵や原画約50点を展示する。

 それぞれ表現方法が違い、与儀勝之さんは手描きした線画をスキャナーで取り込み、グラフィックソフトで色付けして仕上げる。たいらさんは沖縄伝統の紅型染めの技法を用いて絵を作る。金城さんは水彩画をベースにした優しい色使いで、画面のどこかに描かれた「笑顔」探しの楽しみも。

 各作家のプロフィール、絵本の作り方を紹介したパネルを作品に添える。そのほか、「郷土の絵本」コーナーを設け、沖縄県出身者による絵本をはじめ、沖縄をテーマや舞台にした絵本約200冊も紹介する。

 同館主導主事の野原多恵子さんは「郷土の本というと民話や戦争というイメージだが、さまざまなジャンルの絵本がある。作風やテーマが違う3人に原画の提供をお願いした。印刷物と原画はやはり違う。原画の持つ力を感じてほしい。普段目にすることのない郷土の絵本に少し興味を持ってもらえたら」と来場を呼びかける。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜は17時まで)。火曜・祝日休館。関連イベントとして今月22日に「お話会」、26日に「子ども読書の日記念フォーラム」も予定する。

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