沖縄県立博物館・美術館(おもろまち3)県民ギャラリーで4月19日、男性紅型作家7人による合同紅型展「紅男志(びだんし)展」が始まった。今回で2回目。
年齢や工房の枠を超え7人の男性紅型作家が集い、それぞれの日々の活動の成果を一堂に展示する同展。今回は「男物一点」という課題に挑戦する。「紅型は女性の衣装というイメージが強い。男性でも着られる、持てるような紅型を一点以上考えてもらい出品することにした」とメンバーの宮城守男さん。
出品者は、宮城守男さん(33)、仲松格さん(39)、加治工摂さん(30)、外間修さん(42)、安次富長武さん(44)、永吉剛大さん(32)、宜保聡さん(38)の7人。
会場には、通常の紅型着物や反物、帯、タペストリーのほか、紅型を用いた風呂敷、招き猫のぬいぐるみ、怪獣文様の帯や着物、バスケットボールやコートを模様にした着物、紅型で染めた男性用シャツやチノパンツ、紅型で染めた月桃紙の凧(たこ)など、自由な発想で作られた文様やデザインの紅型約40点が並ぶ。作品近くに作家のプロフィールを添える。
「通常の紅型も文様や色使いなど新しい工夫を加えている。各作家が考える『男物』を探しながら楽しんでもらえたら」と宮城さん。
開催時間は9時~18時(金曜・土曜は20時まで)。入場無料。今月24日まで。