歴史博物館でバーズ・アイ展「空から見た那覇」-航空写真60点展示

写真は戦時中に米軍によって撮影されたものから1990年代まで、首里や国際通り、真和志中部・南部、新都心、奥武山、小禄など那覇全域を網羅する

写真は戦時中に米軍によって撮影されたものから1990年代まで、首里や国際通り、真和志中部・南部、新都心、奥武山、小禄など那覇全域を網羅する

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 那覇市歴史博物館(那覇市久茂地1、TEL 098-869-5266)で7月16日、企画展「バーズ・アイ ~空からみた那覇~」が始まった。

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 航空写真を通して鳥の目線(バーズ・アイ)から那覇市の移り変わりを紹介する同展。航空写真は戦時中に米軍によって撮影されたものから1990年代まで、幅広い年代の写真約60点を展示する。首里、国際通り、真和志中部・南部、新都心、泊港一帯、奥武山、小禄など那覇全域を網羅し、かつて存在した懐かしい建築物や区画整理前の街並み、埋め立て前の海岸線や河川、東京オリンピックの聖火リレーを上空から写した珍しい写真なども。

 一部の写真はめくって楽しめるよう職員が手作りし展示方法を工夫したほか、「この人を探せ!」クイズや「もっと豆知識はいらんかね~?」など遊びの要素を加えた。そのほか、古地図、建物や乗り物、日本への復帰後6年目に右側通行から左側通行に一斉変更された「ナナサンマル」(1978年7月30日)などにスポットを当てたコーナーなども。

 同館学芸員の喜納大作さんは「職員たちの会話の中から生まれた企画。自分が住んでいる地域、働いている地区がどんな風だったのか、何か発見してもらい地域に興味を持つきっかけになれば。親と子、祖父母と孫などでお越しいただき、話の種にしてもらえたらうれしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時。木曜休館。入館料は、大人=300円、大学・高校生=200円、中学生以下=100円。9月28日まで。今月30日・8月20日・9月10日、学芸員による「ギャラリートーク」を共に11時から予定。

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