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那覇の「日本一狭い」古書店で原画展-文庫「もの食う本」の表紙・扉絵展示

イラストレーター・武藤良子さんが手掛けた表紙絵や扉絵など8点の原画を本の間や壁の空きスペースに展示

イラストレーター・武藤良子さんが手掛けた表紙絵や扉絵など8点の原画を本の間や壁の空きスペースに展示

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 那覇・那覇市牧志第一公設市場近くの古書店「市場の古本屋ウララ」(那覇市牧志3)で1月22日、イラストレーター・武藤良子さんの原画展が始まった。同店で原画展を開くのは初めて。

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 武藤さんは、角田光代著「庭の桜、隣の犬」(講談社文庫)や中島京子著「FUTON」(講談社文庫)、林真理子著「白蓮れんれん」(集英社文庫)、「作家の読書道」(本の雑誌)などの表紙装画を数多く手掛ける。

 展示するのは、木村衣良子著の食や食べることに関する約40冊の本を紹介する「もの食う本」(ちくま文庫)の表紙絵・扉絵8点。オイルパステルによる力強い線で、カボチャやレンコン、サケの切り身、イカなど、独自のタッチで切り取った作品は、書棚の本の間や壁の空きスペースに展示する。

 店主の宇田智子さんは「今回の原画展は、今月22日に開催された一箱古本市の連動企画。武藤さんは、東京・池袋の書店で一緒に働いていた元同僚。昨年12月に『もの食う本』が出版されたのを知っていたのでお願いした。快く引き受けてもらい原画の搬入とともに沖縄に来てくれた」と話す。「人一人が入ったらいっぱいの場所なので作品との距離も近い。武藤さんのキリリとした絵を楽しんでほしい。今後も本と相性のいいもの、狭い空間でも楽しめるものができれば」とも。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。展示は2月22日まで。

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