陶器を専門に扱うショップ「art･craft　よかりよ」（那覇市前島1、TEL 098-867-6576）は5月7日より、創立5周年を記念して全国から23人の現代陶工家による作品展「常設的愉悦展」を開催している。

　店舗面積は約10坪。白と茶を基調にしたシックな店内には、県外の現代陶工家の作品が数多く並ぶ。同店オーナーの八谷明彦さんは東京出身で、約6年前に沖縄へ移住。現代陶工家の作品を展示するギャラリーが沖縄になかったこともあり開業を決めたという。「通常は15～16人の作家の作品を展示し、より多くの作家を紹介することに力を入れている。5月で5周年を迎え、お世話になった作家を改めて紹介したいと思い今回の展示展を企画した」（八谷さん）と話している。

　展示内容は、愛知県、千葉県、静岡県、熊本県などに在住の30～40代の現代陶工家23人（沖縄県5人を含む）による猪口、小鉢、大小の皿、カップ＆ソーサーなどの作品約350点。八谷さんは「男の私が選んでいるためか猪口などの酒器が多いのが特徴（笑）」とも。客層は約6割が男性で、若い層も多いという。価格は約3,000円から。

　同店では昨年2月、東京・赤坂乾ギャラリーで沖縄の現代陶工家の3人展を主催するなど、若手の育成にも力を入れている。八谷さんは「この5年間でネットワークも広がりつつある。県内外を問わず気に入った作家の良い作品をたくさんの人に見てもらえれば」と話している。

　営業時間は11時～20時。ファーストステージは5月16日まで。セカンドステージは、同18日～30日（24～26日を除く）。木曜・第2日曜定休。入場無料。

art･craft　よかりよ