本土復帰記念日の5月15日に、浦添市中央公民館別館（浦添市）でシンポジウム「ぶっちゃけどーよ！　復帰っ子議員と語る沖縄のこれから」が開催される。主催は、沖縄県復帰っ子連絡協議会。「復帰っ子」は、1972年の本土復帰の年に生まれた人らを指す。

　同協議会スタッフの亀島良泉さんは、「復帰っ子は今年35歳になり社会的にも責任ある年代。復帰35周年の節目となる今年、復帰っ子が集い沖縄の今を考え未来を展望するシンポジウムを企画した」という。

　パネリストには國場幸之助さん（沖縄県議）、仲村未央さん（沖縄市議）、島袋大さん（豊見城市議）、上里直司さん（那覇市議）が参加し、党派を超えて復帰っ子から見た「沖縄」を語り合う。司会･進行は元OCNキャスターの前泊美紀さん。テーマは、5年後に措置期限が切れる「本土復帰特別処理法」の問題や「沖縄県の自立経済について」を予定している。

　5年前の復帰30周年の際には、亀島さんら有志が集まり、写真展示やライブなどを交えた文化祭的なイベントを行ったという。「協議会を立ち上げたばかりで、今回のシンポジウムは復帰40周年に向けてのキックオフミーティング的な意味合いがある。今後はメール会員の募集をはじめ、オフ会、イベントなどを通じて会を続けていく予定。これからも沖縄の今、未来について考えていきたい」（亀島さん）とも。

　講演時間は、18時30分～20時30分。入場無料。問い合せは同協議会（TEL 090-1941-0311）まで。