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那覇で最も小さいギャラリーが移転増床、店主・儀間朝龍さんの個展開催

扉の黄色の枠と壁の白が印象的な新しいギャラリーは以前と比べ約8.4倍に増床した

扉の黄色の枠と壁の白が印象的な新しいギャラリーは以前と比べ約8.4倍に増床した

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 那覇・水上店舗の2階にあった「那覇で最も小さなギャラリー」の「GALLERY point-1」(那覇市松尾2、TEL 050-1122-4516)が3月18日、浮島通りに移転オープンした。これを記念して、オーナーでアーティストの儀間朝龍さんの個展「INTERNATIONAL OKINAWA」が始まった。

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 以前のギャラリーは間口80センチ×奥行き2メートル40センチ×高さ2メートル30センチと小さく、大人1人でいっぱいになる空間だった。新ギャラリーは、間口3メートル80センチ×奥行き2メートル70センチ×高さ3メートル60センチと、以前に比べ約8.4倍も広くなった。扉の黄色の枠と壁の白が印象的なギャラリーは、バックヤードに工房兼事務所も設ける。

 儀間さんは、近年ダンボールを水に入れて一枚一枚に分離させる「SIMPLE PAPER MADE」を考案し、その製法を基に製作やワークショップなどを行っている。今回、沖縄に世界中から届いたフルーツや野菜、ビールなどのダンボールを用い、そこから見えてくる「OKINAWA」をコンセプトにした作品8点を発表。段ボールに印刷された文字やイラスト、ロゴ、写真、荷扱い指示マーク、実際の商品などを生かして表現する。

 移転について、儀間さんは「昨年の今ごろ、この物件を見つけたが、前のギャラリーで昨年末まで展示会が決まっていたので移転の時期がずれてしまった」とし、「実は小さいことにこだわっているのではなくて、店舗名の数字の1は、ギャラリーの数を増やしていきたい、沖縄一大きなギャラリーを持ちたいと当初から思っていたため。今回はそのステップアップの一つ」と話す。

 「ギャラリーの天井が高いこともあり作品展示の見本として、まずは自分の個展を開いた。今後もセレクトしていろいろな作品を展示していきたい」とも。

 開催時間は13時~19時(土曜・日曜は11時~)。入場無料。4月8日まで。

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