那覇・安里十字路近くに4月27日、塩ラーメン専門店「肉マースソバ・マサミ」（那覇市安里、TEL 098-884-1251）がオープンした。マースは、沖縄方言で「塩」の意味。

　店舗面積は約8坪。席数は7席。白と黒を基調にした店内は、カウンター席のみでカフェのような雰囲気。「ラーメン店らしくしたくなかった」とオーナー・シェフの石井雅利さん。

　メニューは、「那覇にない味をコンセプトに、スープ、麺、チャーシューなど全てにこだわった」というチャーシュー塩ラーメンの「肉マースソバ」のみ。調味油の量により「あっさり」「ふつう」「こってり」の3種類を用意。サイズは「小」（700円）と「並」（800円）。サイドメニューは、「ごはん」（100円）のみ。ラーメンは、注文ごとに小鍋でスープを再加熱し提供する。

　「スープは鶏ひき肉と節類、香味野菜で取り、塩だれは昆布のだし水にワタリガニ、アサリ、干し貝柱、干しエビ、日本酒などを煮出し、白しょうゆと沖永良部島産の塩で味を調えている」と石井さん。

　麺は、国産100％小麦に新潟県産コシヒカリ米粉をブレンドした多加水中太ストレート麺の特注品。「色は白く、つるつる、ぷりぷりの食感で、胃に優しい消化のいい麺を目指した。チャーシューは生の熟成豚肉にこだわり、低温で長時間かけて熱を入れてうま味を閉じ込めた」という。

　「仕込みから提供まで一人でやっている。経費は最小限に抑えて、コストは全て材料費にまわしている。甲殻アレルギーの方のため、ホームページに材料を全て公開した。ぜいたくにコストをかけた渾身の一杯をぜひ1度試してほしい」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は10時50分～15時30分（売り切れ次第修了）。