
「耳そうじ」サービスに特化した「耳かき屋Sansan」(那覇市久茂地2、TEL 098-863-2619)が6月15日、那覇・久茂地の沖縄銀行本店の裏手にオープンした。同様の業態は県内で初めて。
店舗面積は13坪。白を基調にした店内には、クリライニングチェア1席のほかに、ひざまくら用の4.5畳の畳スペースを設置。畳の間はレースのカーテンで仕切られ、他人の視線を気にせずサービスが受けられる。自分の耳の状態が見られるようイヤースコープなども導入した。
サービスメニューは、リクライニングチェア利用=10分コース(耳そうじ、500円)、20分コース(耳そうじ+耳ツボマッサージ、1,000円)、30分コース(耳そうじ+耳ツボ・肩・首マッサージ、1,500円)の3コースを用意。ひざまくら利用=30分コース(耳そうじ+耳ツボ・肩・首マッサージ、2,000円)、60分コース(耳そうじ+耳ツボ・肩・首マッサージ+ハンドリフレ、3,500円の2コースを用意。時間延長にも応じる。
オープンして10日以上が過ぎたが、客層は若者から高齢者まで幅広く、男女比は男性6割、女性4割の割合。「ひざまくら」サービスの利用は約9割が男性で、女性のほとんどがリクライニングチェアのサービスを利用するという。
開業のきっかけについて宜野座さんは「今年のゴールデンウイーク前に友人との会話で『最近、母親に耳そうじをしてもらっていない。他人にやってもらう耳そうじは気持ちいい』という会話がヒントになった」と話している。ゴールデンウイーク明けにネットなどで「耳かき」情報を収集、物件探しを始めた。東京や大阪で「耳かき屋」が営業していることを知り「これはいける」と出店を決意。その後、東京での「耳かき屋」体験リサーチや、「耳かき」の権威といわれる加賀耳鼻咽喉科クリニック・加賀達美さんの指導を受けるなどした。発案からわずか1カ月半で開業までこぎ着けたという。
「加賀先生の教えを忠実に守り衛生面にはとても気を使っている。これから耳そうじを通して新しいいやしを提供したい。是非一度体験してほしい」(宜野座さん)と話している。
営業時間は、11時~20時(土曜は18時まで)。日曜、祝日定休。