アパグループ(東京都港区)は6月27日、那覇・松山の国道58号沿いに「アパホテル那覇」(那覇市松山1、TEL 098-868-9111)を開業した。同グループの県内進出は初めてで、アパホテルとしては53店目。
敷地面積は926平方メートルで、15階建て。部屋数は361室で、トリプルツイン=91室、シングル=241室、ツイン=27室、スイート=2室を用意。最大収容人数は525人で、ビジネスホテル主体のホテルとしては沖縄県内最大の規模となる。
全室に、高速インターネット接続(無料)や非接続型カードキーシステムを導入したほか、32型液晶テレビを設置。観光拠点としての需要を見込み、人工ラジウム温泉の大浴場や、北海道と沖縄の素材を使った自然食レストラン「風の丘 美ら海」を併設し、スタッフの制服にとして「かりゆしウエア」も採用した。
那覇出店についてアパグループの元谷外志雄代表は「北は北海道から南は沖縄まで日本全国を網羅することでアパカード会員の満足度を高めるためと、ビジネス、観光の両面から需要が期待できる」と話している。
「那覇はホテルの激戦区だが170万人を超えるアパカード会員の需要に期待したい。チャンスがあれば事業を拡大していきたい」(元谷代表)とも。