ライブハウス「南国の夜」（宜野湾市真栄原）をベースに活動を続けるインディーズバンド「南国ドロップス」とそのプロデュースオフィス「オフィスユニゾン」（宜野湾市）は7月上旬から、7月29日に行われる参議院議員選挙を前にVOTEキャンペーン「沖縄よ、踊れ！踊らされるな！」を始めた。

　キャンペーンは、ポスターの貼り出しや横断幕による携帯電話キャンペーンサイトへの誘導のみ。同サイトではキャンペーンの趣旨などが述べられ、「VOTE＝投票すること」の大切さを訴えるほか、「選挙に行こう」と投票を呼びかけている。「インディーズバンド単体でこうしたキャンペーンを行うのは初めてでは」（同バンド）という。

　同店オーナーで、同バンドでコンガを担当するリーダーの與古田忠さんは「選挙で何も変わらないとあきらめのムードがあるが、このままでは取り返しのつかないことになってしまう。国や政治家に踊らされる前に、国民が国を踊らせる側にならないといけないのでは」と話す。

　オフィスユニゾンの三枝克之代表は「特定の政党や候補者を応援しているのではない。有権者に『自分の考えで投票してほしい』とVOTEの大切さを呼びかけていることを分かってほしい」と話す。

　「うちは結成11年目のバンドで、メンバー10人は公務員、パティシエ、看護師、メディア関係、派遣社員など普通の社会人の集まり。ウチナーンチュ（沖縄人）もいればナイチャー（内地人）やダブルもいて、メンバー構成は沖縄の今の縮図。バンドを継続させる上で大事なのは練習やミーティングに参加し自分の考えを述べることで、つまりVOTEすること。そんなことからもVOTEの大切さを感じている」（與古田さん）。

　「過激かも知れないが自分が望む政党や候補者がいなければ白票をだしてもいいと思う。それが自分で考えた結論であれば。キャンペーンサイトにアクセスして、今回のキャンペーンを理解して是非投票に出かけてほしい」（與古田さん）と呼びかけている。

南国ドロップスVOTEキャンペーン（携帯電話サイト）